【カルロス・ゴーン】の【逮捕】は当然だ!【有罪】は間違いない!

カルロ・スゴーン 逮捕 有罪

【カルロス・ゴーン】の【逮捕】は当然だ!
【有罪】は間違いない!

 

2018年の11月後半に
驚きのビッグニュースが
飛び込んできましたね!

あのカリスマ経営者
カルロ・スゴーンが逮捕されて
しまいました。

何かキツネにつままれたような
不思議な印象を持ちました。

日産という大会社を瀕死の状態から
V字回復させた功労者ですよ。

なぜ逮捕に至ったのか
あらゆる角度から
考えてみましょう。

カルロス・ゴーン/プロフィール

名前:カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)
生年月日:1954年3月9日
年齢:64歳(2018年11月現在)
国籍:ブラジル、フランス、レバノン
(多重国籍)
出身校:パリ国立高等鉱業学校
肩書(直近):日産自動車会長
三菱自動車工業会長
ルノー取締役会長兼CEO

両親はレバノン人です。
カルロス・ゴーンはブラジルで誕生しています。

パリ国立高等鉱業学校を
卒業するとフランスの大手
タイヤメーカー「ミシュラン」に
入社することになります。

18年ミシュランに在籍して
その後、ルノーにスカウトされました。

有価証券の虚偽記載

今回の逮捕劇は
有価証券の虚偽記載が理由です。

上場会社は事業年度ごとに
会社の業績を国と証券取引所に
提出する書類です。

この書類を見て
投資家は投資の判断をしますので
非常に重要な書類ですね。

虚偽の記載があると
場合によって投資判断を
誤る危険性があります。

通常は監査法人などが
チェックします。

有価証券報告書に
虚偽記載を行った場合は
金融商品取引法の違反になります。

10年以下の懲役、もしくは
1000万円以下の罰金
またはこれらの併科(両方)
になります。

報酬額の記載

この報酬の額を
過少申告して、有価証券に
記載しなかったのが、
大きな問題になります。

日産は公式の声明文の中で
下記のポイントを記述しています。

(代表取締役会長のカルロス・ゴーンと
代表取締役のグレッグ・ケリー)両名は

開示されるカルロス・ゴーンの
報酬額を少なくするため
長年にわたり、実際の報酬額よりも
減額した金額を有価証券報告書に

記載していたことが判明いたしました。

また、

そのほか、カルロス・ゴーンについては
当社の資金を私的に支出するなどの
複数の重大な不正行為が認められ、

グレッグ・ケリーがそれらに
深く関与していることも
判明しております。

と明確なコメントを
発表しています。

実際の報酬額

2010年~2014年度の
5年間で約99億9800万円
報酬があったにもかかわらず

有価証券には49億8700万円
約50億円少ない額で
記載されていました。

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カルロス・ゴーン容疑者が
退任後に報酬を受け取る
契約書を日産と交わしていたようです。

その額が毎年10億円で
5年分の額50億円が
積み立てられていましたので

これは有価証券報告書に
開示義務があります。

この契約書はすでに
特捜部によって押収されたようです。

特別背任罪

日産の発表では

カルロス・ゴーンおよび
グレッグ・ケリーは
日産の資金を私的に支出する
重大な不正行為があったと
しています。

例えば、

海外子会社の資金を使って
ブラジル、レバノンなどで
高級住宅を購入していた
疑いがあります。

カルロス・ゴーン自身が自ら物件選定や
価格交渉をしていたとのことです。

2つの物件だけで
費用は20億円を超えるとのことです。

これは会社の「私物化」と
言われても仕方がありませんね。

オランダのアムステルダムにも
物件を購入した疑いがあるようです。

また、奥さんが商品の
買い付けで会社のクレジット
カードを使っていたとか、

家族の旅行費用、
高級寿司の飲食代など

日産に費用負担させていた
疑いがあるようです。

日産の臨時取締役会

11月22日の臨時取締役会は
4時間にも及びましたが、

全会一致でカルロス・ゴーンの
会長職と代表取締役の解任を
決議しました。

また、グレッグ・ケリーの
代表取締役の解任も
決議されました。

ルノー側から2名の
取締役が参加してました。

当初、事実関係の情報が
ないとのことで、かなりの
質問があったようです。

最終的にはルノーの
取締役も含めた
全会一致の決議でした。

ただ、両名はまだ取締役ですので
株主総会で解任提案する
段取りになると思います。

日産のクーデター

今回の逮捕劇は
日産内部のリークによる
「クーデター」と
言われています。

また、フランスでも
「クーデター」と
メディアでも取り上げられて
います。

日産の「西川広人社長」は
「ブルータス」だと・・・

クーデターかどうかは
定かではありませんが、

少なくとも、ルノー側では
疑っていたようですね。

ただ、臨時取締役会において
カルロス・ゴーンの不正について
詳細な説明があったことで、

2名の取締役は納得したようです。

「解任やむなし」

クーデターの疑いは多少
緩和されたのではないでしょうか。

私はこの「クーデター」について
5分5分の印象を持っています。

日産・ルノーの合併

カルロス・ゴーンは
今年の9月あたりから
日産とルノーの本格的な
合併に関して

アクションを起こしていたと
報じられています。

この動きに日産幹部は
危機感を募らせていた・・・

これが「クーデター」の
可能性を否定できない理由です。

まとめ

次のステップは
カルロス・ゴーン容疑者と
グレッグ・ケリー容疑者が
起訴されるかどうかです。

また、特別背任罪が
適用されるのか、これは
かなりの重要ポイントになります。

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